「家族」という言葉から、あなたはどんなイメージを想いうかべますか。
親子、夫婦、祖父母や孫など…さまざまな人々の姿が浮かび上がってくるのではないでしょうか。
日本では昭和40年代から現代に至るまでこの標準家族をベースに「家族」が考えられてきましたが、この条件に当てはまる家族は、今や、全世帯の数パーセントに満たないと言われています。
国税調査では、「夫婦と未婚の子からなる」いわゆる核家族はもはや4分の1を占めるに過ぎずその上、その4分の1のうちの相当数は、高齢の親と50歳を超えた未婚の子が同居する、いわゆる、「8050問題」として社会問題として取り上げられている家族なのです。
家族とは、血縁や婚姻ににより結ばれた近親者を含む生活共同体と定義されることが一般的です。
しかし、この家族の定義も決して、 画期的、普遍的なものではないのであり、家族のかたちは、社会情勢や環境によって常に変化を重ね、今のかたちに辿り着いたものです。これからの時代もまた変わっていくことは明らかであり、「時代や社会が変われば家族のかたちも変化する」という考えを持つとともに、夫婦または親子だけが家族ではなく、多様性に富んだ家族のかたちがあるという考え方が、今後は必要になってくると考えています。家族の「ニューノーマル」として柔軟で多様な家族のあり方が当たり前に受け入れられていく社会において、当法人が新しい家族として、あなたとかかわっていきます。
人生サポートゆずりはの会
理事長 田中憲宏
高野山真言宗 五光山正法寺